運 営 社会福祉法人 唐池学園(統括責任者:鶴飼一晴)
名 称 里親センターひこばえ
所在地 〒243‐0405 海老名市国分南1‐28‐12 MSビル301
責任者 石井千佳子
サロン 収容人数 約20人
〜 里親センター ひこばえ 〜
様々な事情により家庭で暮らすことができない子どもたちが、心身ともに成長するためには、
より家庭環境に近い、安定した人間関係の中で育てられることが大切です。
神奈川県では、平成27年3月に「家庭的養護推進計画」を策定し、里親家庭で生活する子どもを増やす取り組みを進めており、そのための拠点となる『里親センター ひこばえ』を同年6月1日に開所することとなりました。
「里親って何?」「どうすれば里親になれるの?」「里親集会で部屋は使えますか?」等など・・・
里親に対する知識やどこに連絡すればいいかなどの情報を提供し、
あたたかい愛情と理解をもった里親が増えることを目標としています。
また、地域に向けて里親の情報を発信していくことや、里親が一人で不安や悩みを抱えないように、
相談や里親同士が情報共有できる場として活動していきます。
さらに平成29年度からは、児童福祉法の改正に伴い、社会的養護の可能性を広げることを目的に
養子縁組制度に関する支援について、情報提供や関連機関との連携などに取り組むことになりました。
※神奈川県の委託を受けて『社会福祉法人 唐池学園』が運営している里親支援機関です。
里親制度の普及啓発を促進するため、県里親会および地区里親会、各児童相談所の所管区域ごとに設置している「家庭養育支援センター」等と連携し、全県的な里親候補の掘り起し、新規里親の開拓を進めるとともに、地域における里親制度の理解を促進すること、また、虐待等により、児童相談所が里親に委託した子どもと日常生活を共にする里親に対して、養育スキルの向上や児童心理の専門知識のある相談員への相談を行う場を作ることが必要である。
このような里親制度の普及啓発や里親委託を増やす取り組みのためには中心となる機関が欠かせないため、
「普及啓発」「里親支援」「委託推進」の3つを中心に活動し、全県的な里親支援機関の統括的役割を担い、総合的かつ広域的な調整を行う支援拠点となる『里親センター』を設置し、里親に対する相談支援や研修事業などを実施する。
(神奈川県「里親センター業務委託仕様書」より)
(1)里親制度普及促進事業
目的 里親の新規開拓だけでなく、里親家庭が暮らしている地域の支援の強化。
地域に里親応援団を増やす。
① 家庭養育支援センターと連携をしながら、地域への理解を深める。
市の職員や学校職員に向けてなど、対象に合わせてポイントを絞った「里親セミナー」を開催する。
地域の理解を深めることは広報啓発活動の場を広げることにもなる。
② 広報啓発活動
・施設や地域の行事での「里親制度啓発コーナー」の設置
・各関係機関に「里親センター」「里親制度について」のチラシの提示を依頼する。
③ 里親制度に関する電話相談受付
・興味・関心を抱いた人へ迅速に対応する。
(2)里親支援強化事業
目的 他機関と連携を深め、ネットワークを構築していくことで、必要な人に必要な支援が
届くようにすること。
① 里親に対する研修会の企画・運営
・里親会と定期的な話し合いを持ち、企画・運営に対する意見をもらう。
・調理実習や裁縫などは里親子でも参加できるものも開催する。
・委託直後や予防接種など、里親のニーズに応じてミニ研修会を開催→児相や里親相談員と
連携しながら
里親のニーズの把握に努める。
・里親相談員に対する研修、支援強化→連携を密に行ない、ニーズに沿った内容を提供する。
② 子に対する支援の強化
・里子サロンの運営
・里子の日中一時預かり(数時間)
・自立に向けた支援
「あすなろサポートステーション」と連携し、自立に向けた支援プログラムの検討・
引継ぎをする。
③ 関係機関との連携
・家庭養育支援センター・児童相談所との連携を強化する。
(3)里親委託推進事業
目的 児童相談所と連携して、様々な視点から委託の可能性を考える。
① 未委託里親に対する支援
・必要な知識を習得してもらいスキルアップすることや、児相や施設が連携し、
支援体制を作ることで委託の可能性を広げる。
② 実親(親権者)への里親制度の理解を深める
・里親の正しい知識を知ってもらう。
(4)養子縁組相談対応事業など
養子縁組に関する相談等に対応する「養子縁組対応専門員」を配置し、研修や
機関連携強化等の事業を実施する。
センターのキッチンです。
お弁当や離乳食など、里親さんに
向けた研修を行っています。
*コロナ感染症拡大防止のため、
現在は行っておりません。
広々としたリビングです。
定期的に里親さんが集まってサロンを行います。多い時には20人ぐらい
集まることもあります。
日当りの良い応接室です。
個別の相談はこの部屋で行います。
おもちゃも沢山あるので、
お子さん連れでも大丈夫です。
石井 千佳子(センター担当責任者)
丸岡 貴江(センター担当職員)
佐藤 舞子(センター担当職員)
南治 真理(事務補助職員)